『世界中を虜にする企業』
#顧客体験のデザイン
No.
058
2020/11/27

『世界中を虜にする企業』

著  者

この本は、ファストファッションZARAを展開するインデックス社の成功の裏側を描いた本です。このインデックス社が世界No1へと飛躍した秘策を、人事開発のゼネラルマネージャを務めた”ヘスス・ベガ”が書いた、ZARAのマーケティングとブランド戦略を観る本です。

本書では、インデックス社を『セクシーカンパニー』と呼びます。
そのインデックス社が最も力を入れているコト、それは『人の気分をよくさせること』です。

商品のみならず、消費する場所でさえ『顧客に喜びを与えられる環境をつくりあげること』
これを重要視しています。

イメージの価値を重視し、人は美の探求ほど人間的なものはない、といいます。
美の創造、これこそが人類が生活環境を改善してきた原動力であり、人類の文明が洗練されていくにつれ、美しい環境を創り上げることに一層の努力が傾けられるのです。

企業のイメージは、そのパーソナリティー、アイデンティティーを伝えるモノであり、商品、サービス、労働など、どの分野においても競合と差別化を図るために役立ちます。

企業の成功を分析をして、唯一これこそが成功の秘訣だと言い切れるモノはありえないが、
インデックス社にそれがあるとしたら、『つくりあげた雰囲気』だといいます。

つまり、販売の拠点そのものがが企業の成功のカギとなったということです。
店舗が広告であり、必ず各都市の目抜き通りに店舗を構え、ショーウィンドウはエレガントかつイマジネーションに溢れた洗練されたものとなっています。
ZARAの店舗へいくと、店舗入口のど真ん中にディスプレイされています。
そして、店内は販売スペースを犠牲にしてでもイメージを重視した設計がされています。
これこそが、インデックス社の『つくりあげた雰囲気』です。

もう一つに人は『買い物自体が喜びだ』ということがあげられます。
買うという行為自体が喜びだから、店舗は五感を刺激し、商品を手に取り、店員とコミュニケーションを楽しむ仕掛けがされています。


著者曰く、「店舗はベッドルームのようなもの」という。
「最後の戦いが繰り広げられる場所」だそうです。

そのため、『お客様の五感を刺激する』『パーソナリティをアピールする』『ガツガツしない』『退屈させない』ことを重視する。


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