『影響力の武器』
#生きる力
No.
030

『影響力の武器』

著  者
R・B・チャルディーニ

この本の中で紹介されている『コミットメントと一貫性の原理』を知るだけでも
あらゆるビジネスシーンで、相手から「YES」を引き出すことが容易になります。

それは、「承認誘導のプロ」の世界で、いかにして彼らが「YES」を引き出しているのか?
このようなことが、本書には散りばめられており、様々な視点で解明をした根拠が紹介されています。

なんといっても、この本で1番大きな影響を受けた原理原則は、

『コミットメントと一貫性』です。


人は、一度承認をすると、その承認に対して一貫性を保とうとする性質を持っています。
たとえ小さな承認だったとしても、一度「YES」を口にすると、それを保とうとします。
これが、『コミットメントと一貫性の法則』です。


この法則は、健全な使い方をすることが望ましいですが、悪用されていることも残念ながら存在しています。

『振り込め詐欺』や『悪徳商法』などは、まさにこの法則を悪用しているので、
もし、見知らぬ電話がかかってきて、「一度ご挨拶だけでも・・・」などと
小さな承認を促すフレーズを耳にしたら気を付けたほうがよいでしょう。


他にも、『返報性の原理』『社会的証明』『好意』『権威』『希少性』の
全部で6つの原理原則が紹介されています。


この本は、情報が溢れおいしいそうな話が飛び交う現代社会で、『賢い消費者』なることも目的の1つとされています。
それと共に、プロの承認誘導者としてのテクニックを実践できる、実用的な知識が詰め込まれています。


他に気になるキーワードは、「利益を得る」「返報性」「譲歩」「コミットメントと一貫性」「社会的証明」「自動化」「原始的」「好意」「権威」「希少性」


「なんで、買ってしまったのか?」と、自分がした買い物を、この本に出てくるフィルターを通して分析してみるても、売り手としての新たな視点を得られます。


そんないろいろな楽しみ方がある1冊です。